2022.02.212024.01.18

リスティング広告に必須!超便利運用ツール5選!

リスティング広告を運用する際は、広告の出稿から効果の分析、レポートを作成して改善するまで多くの作業が伴います。広告運用担当者の中には、日々の作業に追われて広告の改善施策に時間を割けない人も多いのではないでしょうか。
リスティング広告の運用に伴う作業を効率的に行いたい時に、役立つツールが「リスティング広告ツール」です。当記事ではリスティング広告ツールの基礎知識と選ぶポイント、おすすめのツールを説明します。
 

1. リスティング広告ツールとは?

リスティング広告ツールとは、リスティング広告の運用・管理をまとめて行えるツールのことです。リスティング広告ツールを利用することで、広告アカウントの管理画面へのログインを省略して広告管理が行えます。

1-1. 概要

リスティング広告ツールは、ツールの種類によって機能が異なります。主な機能は下記の4つです。

  • キーワードの調査と選定
  • 広告の出稿や編集
  • ユーザーやサイトの分析と評価
  • レポート作成

リスティング広告運用に必要な作業の多くを、リスティング広告ツールで一括して行えます。

1-2. リスティング広告ツールのメリット

リスティング広告ツールを利用すると、広告運用を自社で行いやすくなります。アカウントの切り替えが不要となり、広告出稿・データ分析・レポート作成などの作業にかかっていた手間を削減できることがメリットです。
また、広告運用を広告代理店に依頼していた場合は、リスティング広告ツールを利用して自社運用に切り替えることで、広告代理店に支払っていた費用を節約できます。

1-3. リスティング広告ツールのデメリット

リスティング広告ツールの中には、利用料金がかかるツールも存在します。広告運用を自社で行う場合であっても、ツール利用に費用がかかることがデメリットです。
また、リスティング広告ツールを利用して広告運用を行うためには、ツールの使用方法を覚えなければなりません。複数のツールを利用する場合は、ツールを使いこなすまでの時間もツールの数だけかかります。

2. 広告運用ツールの選定ポイント

リスティング広告ツールはさまざまな種類が存在します。ツールを利用してリスティング広告の運用で成果を出すためには、自社に合った広告運用ツールを選ぶことが重要です。広告運用ツールの選定ポイントを3つに分けて解説します。

2-1. 使用可能な広告メディアが合っているか

広告運用ツールは種類ごとに使用可能な広告メディアが決まっています。優れた機能を持つツールであっても、広告メディアが合っていなければ利用できません。広告運用ツールを導入する時は、ツールで使用可能な広告メディアが合っているかを必ず確認しましょう。

2-2. 使いやすさ

広告運用ツールは一度導入して終わりではなく、定期的に使用して広告運用を見直す必要があります。そのため、広告運用ツールは使いやすさを重視して選ぶことが大切です。ツールの無料トライアル期間などを利用して、UIや画面の見やすさ、機能の使いやすさを確認しましょう。

2-3. 解決できる問題と費用が見合っているか

広告運用ツールの費用対効果を分析することも大切です。広告運用ツールで解決できる問題と、ツール導入にかかる費用が見合っているかを考えて選びましょう。自社の広告運用で抱える問題点と、ツール導入にかけられる予算を明確にしておくと、費用対効果のバランスが取れた広告運用ツールを選べます。

3. 弊社も実際に使用しているGoogle広告おすすめ超便利ツール5選

広告運用ツールの種類は多く、自社の広告運用スタイルに合ったツールを選定する作業は簡単ではありません。実用的な広告運用ツールの候補を知りたい人に向けて、弊社も実際に使用している便利な広告運用ツール5選を紹介します。

3-1. リスティング広告リサーチツール「Google広告 キーワードプランナー」

「キーワードプランナー」は、Google広告の機能として用意されているキーワードのリサーチツールです。Googleが蓄積している膨大なデータを活用して、Google検索で人気のある検索キーワードや、キーワードごとの検索ボリュームなどを調べられます。キーワードプランナーでできることは、主に下記の4つです。

  • サイトに関連した新しいキーワードを発見できる
  • キーワードの検索ボリュームがわかる
  • キーワードの競合性を把握できる
  • 広告の費用対効果を予測できる

キーワードプランナーは、Google広告で広告配信を行う人であれば無料で利用できます。Google検索に広告を掲載する際にはGoogle広告の登録が必要となるため、キーワードプランナーはリスティング広告と相性のよいツールです。
Google キーワードプランナー

また、過去にキーワードと検索クエリについて解説しています。気になった方は、ぜひご覧ください。
過去の記事「検索クエリとは?」

3-2. アカウント構築・広告入稿ツール「Google 広告エディタ」

「Google広告エディタ」は、Google広告のキャンペーン管理に便利なアカウント構築・広告入稿ツールです。
Google広告エディタも、Google広告を利用する人であれば無料で利用できます。Google広告エディタでできることは、主に下記の5つです。

  • 複数のアカウントの管理や表示などを同時に行える
  • 複数のキャンペーンや広告グループでテキストを検索、置換する
  • CSVのインポートやエクスポートによって、チーム内で提案の共有や変更適用ができる
  • キャンペーンのパフォーマンスを確認する
  • オフラインで広告やキーワードの内容を編集する

さまざまな配信面にリスティング広告を掲載している人は、Google広告エディタを利用することで広告管理を楽に行えます。
Google広告エディタをダウンロード

3-3. サイト分析ツール「Google Analytics」

「Google Analytics」は、Googleが提供する無料のサイト分析ツールです。サイト上のさまざまなデータ計測・解析に用いることができ、サイトの運用改善につなげられます。Google Analyticsでできることは、主に下記の4つです。

  • サイトのリアルタイムの利用状況を数値化できる
  • ユーザーの使用端末やサイト内での動きがわかる
  • サイトのアクセス解析ができる
  • サイトの成果の達成率を把握できる

Google Analyticsは無料でありながら高機能であり、サイトの運用では必須と言える分析ツールです。リスティング広告からリンクしているLPやECサイトを分析することで、広告運用の効果測定にも活用できます。
Google アナリティクス

3-4. ページ内のユーザー行動がわかる「ミエルカヒートマップ」

「ミエルカヒートマップ」は、株式会社Faber Companyが開発・運営するヒートマップツールです。ヒートマップツールとは、特定のページを詳細に分析できるツールのことを指します。ミエルカヒートマップは複数のヒートマップが利用可能で、ページ内におけるユーザーの行動を視覚的に把握できることが特徴です。ミエルカヒートマップでできることは、主に下記の3つです。

  • ユーザーの関心度が高い箇所や、離脱箇所がわかる
  • ユーザーのクリック箇所がわかる
  • ページ改善に役立つキーワードを提案する

また、2021年11月にリリースされたイベントセグメント機能を利用すると、特定のアクションを達成したユーザーのみを抽出したヒートマップが表示できます。ミエルカヒートマップの料金プランは最安の「無料」から最上位の「スーパー」まで6種類があり、いずれも無料トライアルが利用可能です。
ミエルカ

3-5. リスティング広告レポート作成自動化ツール「Lisket」

「Lisket」は、リスティング広告に代表されるWeb広告の運用をサポートするツールです。Lisketの主な機能の一つに「広告レポートの自動作成」があり、時間や手間のかかるレポート作成を簡単に、かつ自動で行ってくれます。
Lisketで利用できるレポートフォーマットは全12種類です。全体サマリから、Google広告・Yahoo!広告のリスティング広告、主要SNSの広告についてもレポート作成が行えます。Lisketでは、広告アカウント上限数ごとに5種類の料金プランが用意されています。最安の上限数20アカウントのプランは、14日間の無料トライアルが利用可能です。
Lisket

まとめ

リスティング広告ツールを利用することで、リスティング広告の運用に必要となる作業の多くを簡単に行えます。広告運用を全て自社で行いたい、広告代理店への依頼費用を節約したい時におすすめのツールです。リスティング広告ツールを選ぶ時は、配信する広告メディアに対応しているか、UIや画面操作は問題なく使えるかを必ず確認しましょう。
ツールを利用して解決できる問題と、ツール導入にかかる費用のバランスを考えることも重要です。リスティング広告ツールはさまざまな種類が存在します。まずは広告運用で効率化したい作業を一つ決めて、解決できるツールを導入してみましょう。弊社も実際に使っている5つのツールを紹介しましたので、ぜひ使ってみてください。

この記事を書いた人

morimoto

WEB広告プロデューサーの森本です。関わる全ての人の幸せを追求することが使命です。昨日の自分を超える!という気持ちで毎日を過ごしています。