2022.01.242023.07.03

【Tik Tok広告】基礎から徹底解説


 
Tik Tokは提供開始が2017年と比較的新しいものの、世界的に人気を集めているSNSです。
日本国内では2018年時点でユーザー数が約950万人であり、企業のマーケティングにおいても無視できない媒体となっています。
Tik Tok広告で広告を出稿すると、Tik Tokを利用するユーザーに向けて広告宣伝することが可能です。
当記事ではTik Tok広告の特徴やメリット・デメリットから、出稿準備や広告の成果を上げるポイントまでを徹底解説します。

目次
1. Tik Tok広告とは?
1-1. 特徴
1-2. 他媒体との違い
2. Tik Tok広告のメリット・デメリット
2-1. メリット
2-2. デメリット
3. Tik Tok広告の出稿準備
3-1. アカウント開設
3-2. 広告動画作成
4. クリエイティブフォーマットの種類とおすすめ
5. 成果をあげるポイント
まとめ

 

1. Tik Tok広告とは?

Tik Tok広告とは、ByteDanceが提供するTik TokやBuzzvideoに出稿できる広告のことです。

Tik Tokは15秒~3分の短尺動画がメインのSNSで、10~20代を中心に人気を集めています。
Tik Tok広告を出稿することで、若年層のユーザーに向けた広告宣伝ができます。

1-1. 特徴

・動画広告に特化している
Tik Tok広告は動画広告に特化しており、中でも運用型広告の出稿は動画広告のみであることが特徴です。
動画広告はTik Tokの投稿動画となじみやすく、ユーザーがストレスを感じにくい広告配信ができます。
・ユーザーが集中して動画を視聴する環境が整っている
Tik Tokのユーザーは、動画を音声オン・全画面で視聴している人が多いことが特徴です。
ユーザーが集中して動画を視聴する環境が整っており、Tik Tok広告の動画も集中して視聴してくれることが期待できます。

1-2. 他媒体との違い

Tik Tokと他媒体との大きな違いが、「Tik Tokはスマホ向けに開発されている」点です。
Tik Tokはブラウザ版も存在するものの、アプリ版と比べて機能に制限があります。
Tik Tok広告を出稿するときは、ユーザーの多くがスマホで視聴していることを考慮してクリエイティブを作成しましょう。

2. Tik Tok広告のメリット・デメリット

Tik Tok広告はユーザーが広告を見る機会が多く、広告の視聴やエンゲージメントを得やすいことがメリットです。
デメリットには、広告出稿を途中でキャンセルできないことが挙げられます。
以下ではTik Tok広告のメリット・デメリットを詳しく解説します。

2-1. メリット

・ユーザーに広告を自然に見てもらえる
Tik Tokのユーザーは短時間で多くの動画を視聴します。
ユーザーが興味のある動画を探す中で、Tik Tok広告が自然に目に入って見てもらえることがメリットです。
・メインのユーザー層に向けた広告メニューが提供されている
Tik Tok広告では、ユーザー参加型のチャレンジ広告を提供しています。
Tik Tokを利用する若年層のユーザーが楽しめる広告を用意することで、多くのエンゲージメントを獲得可能です。
・拡散による広告効果も期待できる
Tik Tokは若年層のユーザーが多く、投稿が拡散されやすいことが特徴です。広告も同様にユーザー間で拡散される可能性があり、大きな広告効果が出る可能性もあります。

2-2. デメリット

・出稿申し込み後はキャンセルができない
Tik Tok広告は、出稿申し込み後に広告出稿が割り当てられると、基本的にキャンセルができません。
広告の出稿期限までにコンテンツが揃わなくてもキャンセルはできず、出稿費用が発生してしまいます。
Tik Tok広告を出稿するときは、あらかじめ入念に準備をしておくことが大切です。
申し込み~出稿をスムーズに進めることで、Tik Tok広告のデメリットは防げます。
3. Tik Tok広告の出稿準備

Tik Tok広告を出稿するときは、下記の流れで進めます。

(1)アカウントを開設する

(2)運営会社に広告出稿を申し込む

(3)広告メニューを決める

(4)クリエイティブを入稿する

(5)審査通過後、広告配信が開始する

以下では広告出稿を申し込む前に準備すべき「アカウント開設」と「広告動画作成」について開設します。

3-1. アカウント開設

Tik Tokのビジネスアカウントである「Tik Tok For Business」のアカウントを開設します。アカウント開設は、下記の流れで進めてください。

(1)「Tik Tok For Business」のページにアクセスして、「今すぐスタート」をクリックする

(2)「アカウント登録」のページで必要情報を入力する

(3)「広告アカウントを作成」のページで必要情報を入力する

以上の手順でアカウント開設は完了し、Tik Tok広告マネージャーにアクセスできます。
Tik Tok広告マネージャーでは最初にアカウント情報を作成してください。
アカウント情報の作成後に広告主審査が行われ、審査に通過すると広告出稿の準備を開始できます。

3-2. 広告動画作成

Tik Tok広告はスマホユーザーへの配信が中心となるため、縦長の動画で作成しましょう。
ユーザーが広告に飽きないようにBGMを付けることもおすすめです。
Tik Tok広告では、オンラインで広告動画を作成できるサポートツールも用意されています。
サポートツールは下記の4種類があり、おすすめは「Tik Tok動画エディター」です。

・Tik Tok動画エディター
・動画テンプレート
・スマート動画
・スマートビデオサウンドトラック

Tik Tok動画エディターに素材の動画をアップロードして、サウンド・テキストの追加と編集を行うだけで、簡単に広告動画を作成できます。

4. クリエイティブフォーマットの種類とおすすめ

Tik Tok広告のクリエイティブフォーマットは、大きく分けて画像広告・動画広告の2種類です。

さらに動画広告は下記の5種類に分けられます。

・9:16縦型動画
・1:1スクエア動画
・16:9横型動画
・1,200×628横長動画
・カルーセル(スクエア・横長動画)

それぞれの入稿規定は下記の通りです。

Tik TokのインフィードBuzzVideoのインフィード
画像広告サイズ制限なし
推奨サイズ:1,200×628px
動画広告9:16縦型動画540×960px以上サイズ制限なし
推奨サイズ:720×1,280px
1:1スクエア動画640×640px以上サイズ制限なし
推奨サイズ:640×640px
16:9横型動画540×960px以上サイズ制限なし
推奨サイズ:1,280×720px
1,200×628横長動画1,200×628px以上
カルーセル
(スクエア・横長動画)
・スクエア640×640px以上
・横長動画1,200×628px以上

なお配信面がTik Tokのインフィードである場合、動画時間の長さは5~60秒です。
推奨の長さは9~15秒の短い動画とされています。

5. 成果をあげるポイント

最後に、Tik Tok広告で成果をあげるポイントを3つ紹介します。
・スマホユーザーを意識した広告作りを心掛ける
Tik Tokはスマホユーザーが多いため、スマホで視聴されることを念頭に置いて広告を作ることが大切です。
縦長画面で動画を作ることはもちろん、動画内のテキストや見てほしい箇所がTik Tokの操作アイコンと被らないようにしましょう。
・ユーザーを惹きつけられる動画で訴求力を高める
Tik Tok広告の動画広告は最長で60秒であるため、動画の冒頭でユーザーを惹きつける工夫が大切です。
テンポのよい音楽や、ユーザーが面白いと感じる動きを冒頭に入れることで、ユーザーが途中離脱しない動画広告を作れます。
・広告の効果測定を行い、定期的にクリエイティブを更新する
Tik Tok広告で成果をあげるためには、広告の効果測定が欠かせません。
数種類のクリエイティブを用意してA/Bテストを行うなど、効果の高い広告を出すための施策を必ず行いましょう。
継続的な成果をあげ続けるためには、定期的なクリエイティブの入れ替えや追加も必要です。
・Tik Tok広告の公式サイトを定期的にチェックする
公式サイトでは、ニュースや活用事例、セミナー情報などが公開されています。
運用する人は必ずチェックしておきましょう。
Tik Tok For Buisiness:https://tiktok-for-business.co.jp/

まとめ

Tik Tok広告は、媒体であるTik Tokに合わせて動画広告に特化しています。
Tik Tok広告の動画はスマホ向けに縦長で、かつ可能な限り短尺で作ることがおすすめです。
Tik Tok広告を出稿する際は、アカウント開設や広告動画作成の準備をしておきましょう。
紹介した入稿規定やポイントを押さえることで、訴求力の高い動画広告を出稿できます。
Tik Tok広告の基礎知識や出稿方法について不明点があれば、クイックリーにお問い合わせください。
クイックリーではTik Tok広告の運用代行も承っております。
弊社 株式会社クイックリーのサービス内容:https://quickly.co.jp/service

この記事を書いた人

morimoto

WEB広告プロデューサーの森本です。関わる全ての人の幸せを追求することが使命です。昨日の自分を超える!という気持ちで毎日を過ごしています。