2021.12.082024.03.28

動画広告(youtube広告)の種類や特徴・活用方法【最新版】

スマートフォンの普及と高度な通信インフラの整備により、近年はWEB広告媒体の中でも動画広告の人気が高まっています。
動画共有ができるSNSやサービス・アプリが多く登場したことも、動画広告が人気な一因でしょう。

一口に動画広告と言ってもいくつかの種類があります。
動画広告を集客やコンバージョン獲得に活用するときは、動画広告の種類を理解することが重要です。

当記事では動画広告の種類と活用方法を中心に、動画広告の作り方や市場推移も含めて解説します。
 

1.動画広告(youtube広告)とは ~基礎知識~

動画広告とは、動画を利用する広告手法のことです。
静止画を用いるバナー広告や、テキストベースのリスティング広告とは異なり、動画広告は動きと音声でユーザーに訴求できます。

ユーザーの注意を強く引き付けて、動画によって多くの情報を伝えられる点が、動画広告の大きなメリットです。

以下では動画広告の種類と基本的な用語、動画広告の作り方を解説します。

1-1. 動画広告の種類

動画広告の種類は、以下の3つに大きく分けられます。

種類概要
インストリーム動画広告YouTube・TikTokなどの動画コンテンツ内で配信される動画広告
インバナー動画広告WEBサイト・アプリなどのバナー上で配信される動画広告
インリード動画広告WEBサイト・アプリなどのコンテンツ間に挿入して配信される動画広告

また、インストリーム動画広告はさらに2つの種類に分けられます。

スキッパブル広告広告の再生途中でスキップできる動画広告
ノンスキッパブル広告広告をスキップできず、強制的に視聴させられる動画広告

スキッパブル広告は広告が最後まで視聴される可能性が減るものの、ユーザーに与えるストレスが少ない手法です。
不特定多数のユーザーに向けた広告配信に適しています。

対して、ノンスキッパブル広告は広告を最後まで視聴させられるものの、ユーザーに与えるストレスは大きい手法です。
興味関心が高いユーザーをターゲティングした上で、広告内容にユーザーを集中させたいときに適しています。

1-2. 用語解説「コーデック」と「コンテナ」

動画広告を作るときに目にする機会が多い用語の「コーデック」と「コンテナ」について、意味を簡単に解説します。

・コーデック

コーデックとは、動画データ・音声データのをエンコード(圧縮・変換)とデコード(復元)ができるプログラムのことです。
コーデックを行うことで全体のデータ量を減らして、ファイル形式を配信先の仕様に合わせられます。

・コンテナ

コンテナとは、コーデックを行った動画データ・音声データをまとめたファイル形式のことです。
コンテナのファイル形式としては、MP4・AVI・FLVなどが知られています。

1-3. 動画広告の作り方

動画広告の作り方について、作るときの流れとポイントを紹介します。

(1)伝えたいメッセージや盛り込みたい情報を整理して、動画広告の内容を企画する

(2)企画に沿って、動画撮影・音声収録を行う

(3)動画データ・音声データの編集とコーデックを行う

(4)広告配信先の媒体で動画広告を公開する

動画広告のコンテナでは、MP4がおすすめのファイル形式です。
MP4は汎用性が高く、YouTube・TikTok・LINE・Yahoo!など主要な媒体に対応しています。

2.動画広告で商品を売る

動画広告は商品・サービスの魅力を伝えるだけではなく、動画広告と紐付ける形で商品を売ることもできます。

動画広告を通じて商品・サービスを購入したいと感じたユーザーに、すぐ商品購入のリンクを提示できることがメリットです。

以下ではYouTube動画広告において、動画広告で商品を売る2つの方法を紹介します。

2-1. 動画アクションキャンペーンに商品フィードを追加

動画アクションキャンペーンとは、ユーザーの行動を促す動画広告を設定できるキャンペーンです。

動画アクションキャンペーンに商品フィードを追加すると、動画広告の下部で商品画像が閲覧できます。
動画広告でユーザーの購買意欲をかき立てて、商品購入を促進する流れを作ることが可能です。

動画アクションキャンペーンに商品フィードを追加する設定は、下記の流れで行います。

(1)商品フィードを作成しGoogle Merchant Centerにアップロードする

(2)アップロードした商品フィードをGoogle広告アカウントとリンクする

(3)動画アクションキャンペーンを作成する

(4)作成したキャンペーンと商品フィードを紐付ける

(5)商品フィルタで表示する商品を設定する

(5)の設定が終わった後は、保存を選択して商品フィードの追加は完了です。

2-2. TrueView

TrueView(ショッピング向けTrueView)とは、商品フィードの情報を動画広告上にカード形式で表示できるキャンペーンです。
カードは広告主のオンラインショップへのリンクであり、ユーザーはカードをクリックすることで商品購入へとスムーズに進めます。

動画アクションキャンペーンとTrueViewの違いは、下記の2つです。

  • キャンペーンの目的

TrueViewは直接的な商品購入や商品の比較検討を目的としています。
対して、動画アクションキャンペーンは商品の販売促進や見込み顧客の獲得、Webサイトの集客が目的です。

・商品情報の表示形式

TrueViewは動画広告上にオーバーレイで商品情報を表示します。
対して、動画アクションキャンペーンは動画広告の下部にブラウジング可能な商品情報を表示します。

3.動画広告について詳しく

動画広告は人気が高い広告手法であり、さまざまな業種で活用されています。動画広告の将来性を知りたい人や、外部に制作依頼をすべきか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

最後に、動画広告の市場推移や今後の予測、動画広告はプロに制作依頼をするべきかを紹介します。

3-1. 市場推移

動画広告の市場規模は近年大きくなり続けています。株式会社サイバーエージェントが2020年12月に発表した国内動画広告の市場動向調査では、下記の通りに市場規模の推移と将来的な予測を出していました。

年次2019年2020年2021年2022年2023年2024年
市場規模(単位:億円)2,5922,9543,8894,8335,8466,856

(※2021年~2024年は予測値)
(出典:株式会社サイバーエージェント「サイバーエージェント、2020年国内動画広告の市場調査を発表」/https://www.cyberagent.co.jp/news/detail/id=25548

2019年から2020年までに市場規模は約1.13倍になっていました。2024年までに2倍以上に大きくなることも予測されており、将来的にも動画広告の提供は進むことがうかがえます。

また、デバイス別の市場規模では、スマートフォン向けの動画広告が全体の8割以上を占めていました。スマートフォン向けの動画広告は今後も市場全体の成長をけん引する存在と見られており、動画広告の制作ではモバイル対策がますます重要になると考えられます。

3-2. 制作依頼をするべきか

動画広告の制作を計画するとき、自社で制作するべきか、外部へ発注するべきかは重要なポイントです。自社で制作すると、動画広告の制作にかけるコストを抑えられるメリットがあります。

しかし、クオリティが高い動画広告を出稿したいときは、外部であるプロの制作会社に制作依頼をするべきです。プロの制作会社は動画広告の制作について豊富なノウハウがあります。動画広告の制作にかかるコストは高くなるものの、商品・サービスの魅力を伝えられる動画を制作できることがメリットです。

また、プロの制作会社に依頼した場合は、企画の納期通りに動画広告を制作できます。季節や流行に合った動画広告を出稿するためにも、動画広告は外部のプロに制作依頼することがおすすめです。

まとめ

動画広告にはインストリーム動画広告やインバナー動画広告などの種類があり、広告の表示方法やユーザー層を考慮した使い方ができます。動画広告上に商品情報のカードを表示したり、広告下部で商品画像を閲覧できたりもできて、動画広告から商品購入につなげることも可能です。

動画広告の市場規模は大きくなり続けており、将来的にも市場規模はさらに伸びると予測できます。動画広告を検討している場合は、競合他社よりも先に行うべきです。動画広告の制作から広告運用までをプロに任せるのはいかがでしょうか。

この記事を書いた人

y.tanaka

営業の田中です。 前職は不動産の賃貸仲介会社で勤務していました。 WEB広告・ホームページ制作などを様々な視点からご提案させていただきます。 WEB関係・広告関係であればまずは相談してください、解決します! お客様の側に立ち無理なく最適なプランをご提案させていただきます。 「素早く丁寧に」をモットーにお客様の成果が上がるようにがんばります!!